「重源」について

テヅカイチロウイイタイホウダイ

磯崎新「建築における日本的なるもの」
のなかで
ひとつの世界が消滅する
歴史が壊れる
末法の世に、重源は
<桁はずれに巨大なものを構築すること>
<いっさいの連続性を絶ちきること>
<みたことのない光景を現出させること>
不均衡な状態では
そういうことが可能になる いや
求められる。
これは原爆を投下された日本敗戦の1945年
闇市のことではないか、
ひとつちがうのは、桁はずれに巨大
なものが桁はずれな極小
のものの集積になること
くらいか、

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